公的年金受給者の方の過去分の確定申告・・・還付金が振込まれました
成年後見制度を利用されている方がお持ちの様々な書類を一つずつ拝見し整理していきます。
被後見人の方が、既に利用されている施設や関係する事業所などを把握していくわけですね。
もちろん、事前にご本人や関係者の方々からもお話しを伺うのですが、思わぬところから・・・ということも無きにしもあらず・・。
就任した時期には、このような業務に多くの時間を費やすことになる中で、先日、ある書類を見つけました。
エンジ色のハガキ・・・「源泉徴収票」です。平成27年と平成28年と表記してあるハガキが1枚ずつ。
年末になると郵送されてくる、お馴染みの葉書ですね。
この方は、公的年金のみ受給の方ですが、2年とも「源泉徴収税額」がかなりの額です。そして、「社会保険料の額」にも大きな額が。
”うーん、これってもしかして戻ってくるんじゃない??”
年金受給者には「確定申告不要制度」というものがあります。
国税庁のホームページには、なんか難しーく書いてあるので
”・・・・・そんで??”
と、思わずツッコミたくなりますが、どーもこの方の場合は、確定申告した方が良いような気がしてならないのです。過去の年ですけれど。
やはり、税務署の方に直接電話で聞いてみることにしました。
私 ”公的年金のみ受給の方なんですけど、平成27年と・・・(かくかくしかじか・・・)”
税務署の方 ”あー、戻ってくると思いますよ!”
いくつかのやり取りをした後、なんともうれしい言葉をいただきました!
”やっぱりそうか!それでは、早速確定申告を始めよう!”
さて、やはりここは、年明け早々から随分とお世話になった、国税庁の「確定申告等作成コーナー」を使います。
1年ごとの作成ですので、まずは平成28年分から。
収入は年金のみ、社会保険料控除も記載された金額をそのまま入力。そして幸いにも、医療費に関する領収書がちゃんと保存されておりましたので明細も入力します。
すると、自動計算されて還付される税金の額が表示されました。
続いて平成27年分です。
どこから入っていけば?・・・なんて思い、よーく見ていくと、平成28年分の作成と同じ画面の右側に過去分の平成24年まで作成できるようになっているではありませんか。
ここから入っていくのかー。
同じように入力していくと、還付金が自動計算されました。
プリントアウトし書士に渡して、税務署までひとっ走りしていただきました。もちろん愛用の自転車でお出かけです。
それから待つこと1ヶ月あまり。あまりにも何も連絡がないので”どーなってるのかな” とか ”なんか不備があったかな” なんて心配に思っていたころ、お陰様で振込入金がありました。
還付金の連絡の葉書は、ご本人の所へ郵送されていました・・・。どおりで・・・。
提出する時に一言お伝えした方が良かったのでしょうね。
来年の為にちゃんと覚えとこ。
― 事務員 ―