被後見人の居住用不動産処分②

さて、

長浜市にある事務所に戻った後、次に守山市を訪れる際に段取りよくことを進めることができるよう、

電話連絡、書面による申出等をこなし、

家財処分のための動産所有権放棄同意書を取り付け、

ツテを頼って、家財処分業者を選定し、

賃貸借契約解除通知を書面にて行い、

放置自動車の廃棄処分業者との約定、

守山市にある金融機関の後見届出を当事務所近辺の支店で行い、

管轄家庭裁判所に居住用不動産処分許可の申立を行います。

許可審判が下りるまでに、一度家財処分業者に立会い、見積りを提示してもらいました。

居住用不動産処分許可の審判を得、いざ、実行へと・・。

再び、守山市へ赴きます。予定を立てた、手順通りに進めていきます。

 ① 放置自動車処分のため、軽自動車協会で車検証の再交付を申請、即日交付を受けます。

 ② 処分業者に立ち会い、放置自動車を撤去処分します。

 ③ 賃貸マンション内の家財撤去を確認して明渡完了

また、数ある銀行口座の整理のため、一番近い京都の支店で解約等の手続きを執りました。

後日、各々の請求書を受領して、費用の精算を行います。

費用の捻出にも苦労しました。

行政に対して、

  • 施設入所費・・支払い猶予の申出を行い、許可を得る。
  • 住民税・社会保険税等・・役所に相談するが、猶予の手続きは煩雑で時間を要することから、思い悩んだ挙句、延滞金加算を覚悟で滞納することに。

賃貸業者に対しては、年金の受領を待って精算することで合意する。

体力が回復した後、各々の支払いを済ませ、一段落となりました。

同時に、管轄家庭裁判所にも報告を上げます。

さて、次は債務整理に取り掛かります。