ユネスコ無形文化遺産に登録された長浜曳山祭りが始まっています

長浜では曳山祭りが始まっており、長濱八幡宮周辺の各山組から太鼓や笛の音がにぎやかに耳に入ってきます。

長浜に引越してきてから初めて参加した昨年同様、今年も微力ながら曳山祭りに長刀組の一員として参加させていただいております。慣れない言葉がたくさん出てくるため、ご近所の方々にひとつづつ教えていただき、そして頭の中に叩き込みながらのお手伝いです・・・。ご近所の皆様、足手まといで申し訳ありません・・・。

祭りは、男性が行い私達女性はあくまでも裏方です。

先日4月13日には、”金幣迎え”がありました。書士は羽織はかまの衣装で参加です。

当日は朝5時過ぎに起床し、書士の為に着物の着付けをしなくてはいけません。

曳山祭りの何日か前に、着付けをする女性の為の着付け講習会があり、もちろん私も参加して着付けを教えていただきましたが、本番当日は私一人で着せなくてはならないので、前日12日に着付けの”おさらい”をしておきました。前回着付けをした、昨年の曳山祭り秋の特別公開以来ですから。

さて、13日当日の朝。

集合時間に遅れてはいけません。時間に余裕を持って着付けをしたいのですが、書士はなぜかゆっくりゆっくり・・・。

まず、長襦袢をきてから着物を着ます。襟幅も合わせてっと。そして”テ先”をとって長い長い角帯をお腹にグルグル巻いてから、ギューっと締めます。力任せにギューッ!!

「ちょっときついんちがう?」そんなこと言われても、しっかり結んでおかないといけません。ギュー!!

もう結び方もしっかり覚えました、なるべくかっこ良くなるように結びます。

そして、次は袴の登場です。中に足を入れてもらって、長さを見てから紐を結んでいきます。

この袴の結び方が慣れるまでがややこしい・・・。しかし、ここは一番見えるところ!しっかり念を入れて丁寧に形を整えて結ばねばなりません。

右からきた紐の上に左の紐を交差して・・・・。それから・・・えっと、そして下にくぐらせて・・・そして・・・。

書士  「もう、時間ない!!もうええわ!!そんで良い!」

私   「そんでいいって言われても、一番しっかりせんとあかんところやん!」

書士  「もう、いいって!!」

もういいって言われても、まだ最後まで結べてないし・・・こんな状態で出て行けるわけないやん・・・。

”あんたが、ゆっくりしてたからやん!!”

怒らせるといけないので、思ってはいても決して口には出しません・・・。

何とか一発で結び羽織を着て出来上がり。雪駄を履いて集合場所へと向かっていきました。

ふうー、何とか間に合いました。ちょっと、身体の中心で結べなかったかもしれませんが良しとしましょう・・・。ゆっくりしていた人が悪い・・・。

次に着物を着るのは本日である4月15日。この日は、朝と夜の2回着ることになります。

”今度は、もっと時間に余裕を持って欲しいなー”と心の中で願うばかりです。