e-Taxで所得税の確定申告をする ~損益計算書編~

青色事業専従者として、試行錯誤しながら日々業務に励んでいます。

2月に入り、やっとのことで【e-Tax】国税電子申告・納税システムにて申告を済ませ、ほっと一息ついております。

大仕事なのに年にたった一度の事、忘れないうちに、そしてまた来年の為に少々記録しておきたいと思います。

所得税の確定申告手順としてのざっと大きな流れの確認をすると、

1. 帳簿の内容に間違いなどがないか確認をする

2. 決算に向けて未払金などの経費がないか帳簿の整理をする

3. 決算書の作成をする

4. 所得税の確定申告をする

このうち1から3までは前にお話しした通り進めることができました。

4. 所得税の確定申告をする

ここからは、【e-Tax】の『確定申告書等作成コーナー』を利用して確定申告書を作ってまいりたいと思います。

年末調整の時にすっかりお世話になった国税庁のページですね。

年末調整の時は『e-Taxソフト(WEB版)』から入っていきましたが、今回は所得税の申告ですので『確定申告書等作成コーナー』からとなります。税務署から送られてくるどの封筒にも、 ”是非、ご自宅等のパソコンで申告書の作成を!” など、e-Taxを使っての申告をおススメしていますね。

そんな私も、”そんなにおっしゃるのなら、じゃーやってみようかな” と、初めて挑戦した一人ですけど。

では、

オレンジ色の『確定申告書等作成コーナー』をクリック!

そして もちろん初めての作成ですので、『⇨申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始』から入ります。

次に、

税務署への提出方法は書面での提出ではなく、e-Tax でやりたいので『e-Tax』を。

添付書類の提出が省略できるんですね。(もちろん後から持って行っても良いとは思いますが。)

この ”添付書類の提出省略” のところが、さらりと書いてありますが、初めての私にとっては「えーっ!?本当に提出しなくていいの??後から持ってきて下さいなんて、連絡来ないの?」と少々不安な点でした。

結局は、一切提出しなくてよかったのですが、しっかり証憑書類などの保存が必要ですね。

続いて、

利用環境の確認は既にすべてOKですし、『利用者識別番号』も持っていますので、このあたりは次へ次へとどんどん先へ進んでいきます。

利用者識別番号は数字で4桁ずつの区切りで合わせて16桁あるのですが、もう何度何度も入力しているのでしっかりと暗記してしまいました。笑

確定申告

ここで4つのコーナーが表示されて・・・えーっと、何からすればー??とよく読んでみると、赤の所得税コーナーの中の※印に大事なことが書いてありました。

” 事業所得や不動産所得がある方は、事前に青色申告決算書・収支内訳書を作成してください ”

青色申告決算書・収支内訳書作成コーナーからスタート

ここで、青色申告決算書の作成ができるんですね!では、言われるままにここから始めます。

平成28年分の決算書・収支内訳書の入力を始めます。青色の『作成開始』をクリックして、提出方法は『e-Taxにて提出』を、決算書・収支内訳書の選択は『青色申告決算書を作成する』を選択。

次に、『帳票の選択』にて、青色申告決算書3種類の中から、一番上の 『青色申告決算書(一般用)「営業所得がある方はこちら」』の新規入力を選んで、作成画面に進みます。

青色申告決算書(一般用)に入力 ~損益計算書の作成~

損益計算書

あれっ?なんか見たことがあるような表が出てきました。

手元にある、青色申告ソフトにて作成した決算書そのものです。ここは、自分の使っている青色申告ソフトからプリントアウトした決算書を見ながら該当する各項目の四角の空欄に入力していくだけです。

青い文字をクリックすれば、詳細なデータの入力ができるようになっており、たとえば、売上金額をクリックすると、月別売上もしくは売上合計金額が入力できるようになっています。すごく扱いやすくて便利ですね。

そしてもう一つ驚いたことが。

それは、減価償却費の項目です。クリックすると、新しいウインドウが開き 新規に減価償却資産を入力する ことが出来るのですが、各項目を入力していけば、なんと本年分の償却費を自動計算してくれるのです。

減価償却資産

ただ、7 前年末未償却残高など、当事務所のような開業年には予め自分で算出しておかなくてはいけないのかなと思うような項目はありますが、償却費を自動計算してくれるところは、入力していてビックリ!つい、おぉー!!と声が出てしまい・・・。

自分で色々調べ、四苦八苦しながら何とか減価償却費を求めたのに、自動で計算してくれるなんて・・・。

しかし、自分で導き出した金額とピッタリ一致していたので、尚さら ”おぉ!すごーい!”と感じた面は否めません・・・。

専従者給与欄に自分自身の名前など、詳細なデータを入力してこれで損益計算書が出来上がりました。もちろん後で修正可能ですから取り敢えずでも安心です。

続いての青色申告特別控除額はもちろん ”65万円” を選択したことは言うまでもありません。

だって、このために日々頑張っているのですから・・・。ご褒美ですもん。

つづいては、貸借対照表にうつります。

損益計算書 に 貸借対照表・・・。簿記の勉強を始めるまで ”聞いたことあるー!” くらいにしか思わなかった私が、初めてe-Taxを使い何とかここまでたどり着けました。

ー 事務員 ―